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『潮騒』(しおさい)は、三島由紀夫の小説『潮騒』を原作に谷口千吉が監督した1954年10月20日公開の日本映画。配給は東宝。モノクロ、スタンダード。 == 解説 == 三島由紀夫の小説『潮騒』は複数回映画化されているが、初めて映画化された作品である。監督としてデビューして以来『ジャコ万と鉄』や『暁の脱走』などのアクション映画で注目を集めていた谷口が、新たな一面を見せた。 公開当時は「性典もの」と呼ばれる過激な青春映画が流行していたが、そのような映画とは異なった作品に仕上がっている。伊勢湾の小島を舞台にした原作同様に撮影を神島で行い、文学者である中村が中心となって台詞を手がけたことで、原作の持つ「ロマンティシズムとリリシズム」〔『日本映画史研究(2) 東宝映画50年のあゆみ(2)』 16頁。〕が素朴に再現されている。なお、映画試写会には、当時の明仁皇太子殿下もお見えになったという〔三島由紀夫と川田雄基(学習院高等科在校生)とのインタビュー形式対談『三島由紀夫さんに聞く』(若人 1955年6月号に掲載)。 『決定版 三島由紀夫全集第39巻・対談1』(新潮社、2004年)に所収。〕。 映画公開から7年後に三島由紀夫は、「この映画の成功の一つは、配役の成功であつたとも思はれる。久保明君も青山京子嬢も、実に素朴な可愛らしい主人公と女主人公になり切つてゐた。そしてどちらかといふと、都会風な繊細さのある久保君よりも、青山嬢のはうが、一そう適役であつた。このごろ彼女の健闘をきかないのは淋しいことである」〔三島由紀夫『映画「潮騒」の想ひ出』(東宝映画 1961年10月)〕と述べている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「潮騒 (1954年の映画)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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